2007年9月22日土曜日

Ubuntu7.04 にx11vncをインストールする

Ubuntuに標準にインストールされているvinoはGUIで設定が行えて、手軽で良いのですがポートの変更など細かい設定が出来ません。そこでx11vncを使ってみます。
まずaptでx11vncをインストールします。
インストールしたら
$ x11vnc -storepasswd
を実行してパスワードファイルを作ります。実行すると ~/.vnc/passwdにパスワードファイルが作成されます。
次に、vncサーバーを起動させます。
$ x11vnc -forever -rfbauth ~/.vnc/passwd -rfbport 5000 -display :0.0
各オプションの説明は以下の通りです。
-forever このオプションを付けないと誰かがVNCサーバーに接続し、切断した後に自動的にx11vncが終了してしまいます。
-rfbauth このオプションの後に作成したpasswdファイルまでのパスを記述します。
-rfbport VNCサーバーが待ち受けるポート番号を指定します。デフォルトは5900番です。
-display このオプションの後に端末番号を指定します。端末番号はwhoコマンドなどで確認できます。

他にも下記のオプションがあります。
-viewonly クライアントには画面を見せるだけでキーボード、マウスによる入力を受け付けません。

x11vncは接続までの時間はvinoより長い気がしますが、ウィンドリサイズ時や処理を行っている際にマウスポインタが変形するところまで再現できるので接続した後はvinoよりも使い勝手が良いと思います。

自動起動させる場合は~/.vnc/passwdをフルパスにして(例:/home/hoge/.vnc/passwd)gnomeのシステム>セッションのところから登録してください。

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